てんちょブログ。

サイクルフリーダムの裏ブログ。

11月6日(月)、雑談。

なんだか曜日の感覚が無い。レースの後は月曜日というのはわりとはっきりしているつもりだったんだけど...

 

月火は発注掃除、木金は整備、土日納車というルーティンがはっきりしているので、ここ最近ずっとパソコン作業ばかりだったからか日々の仕事の仕方を忘れてしまった感覚がする。

 

 

昨今話題のスマートローラー。リアホイールの要らない固定ローラー。

 

通常の固定ローラーとどちらが良いかと聞かれたが、これから新調するとしたら間違いなくスマートローラーの方が良い。

スマートローラーの利点は

●騒音が少ない

●ローラー用ホイールが要らない

●周辺アプリの充実

が挙げられる。

 

1つ目の騒音・振動についてだが、そもそもローラー台の騒音はスポークの風切り音であることがほとんどだ。だからホイールが無いということは、ローラー台から発生する音が激減するということ。

スマートローラーを使っているとチェーンの駆動音が聞こえてくるが、通常の固定ローラーでチェーンの音は聞こえない。普段聞こえない音が聞こえてくるくらい、静かだといえる。

閉店後に私が練習するとき、通常の固定ローラーで練習していたときはお客さん達が店内で会話が出来ないくらい音が出ていたが、スマートローラーに代わってからは私の練習が終わったことにすら気がつかないくらい静かなのだ。

 

次にローラー用ホイールが要らないこと。

ホイールレスのローラーは7万円前後、通常の固定ローラーは5万円前後である。差額は2万円ほど。しかし固定ローラー用のホイールや、固定ローラー用のタイヤ、チューブを含めると、差額はだいたい5000円ほどに詰まるのではないか。

固定ローラー用のホイールが無いことによるスペースの削減。追加のホイールを管理したり、あるいはイベント会場にもっていくのにトランクに積んだり、練習するたびにホイールを付け外ししたり。その手間やスペースの確保は5000円の差額を裕に上回るのではないか。

 

最後の周辺アプリ。スマートローラーは、パワーメーター内蔵型や、ズイフトとの連携がなされた場合が少なくない。これが何より重要である。

ローラー台はとかくつまらない。控えめに言ってちっとも楽しくない。だからローラー台を選ぶにあたって、楽しく続けられるというのが何よりの性能なのだ。

 

先日女子の日本チャンピオンの与那嶺選手と会ったが、与那嶺さんは一日ローラーを7時間していたそうだ。今でもしているかはわからないが、4年前くらいにそんなことを話した。

コーチである武井さんがまだ現役であった頃、一緒に練習するときに与那嶺選手も付いてきたが、当然男性からは遅れてしまう。登りで遅れて下りで遅れて一通りの起伏が収まった後に武井さんが「えりが来るまでちょっと待ってて」っていうんだ。そして与那嶺さんが追い付いたら何事もなかったかのように練習を再開する。与那嶺さんはまた必死で追ってくる。

あるいは、何年か前の日本選手権の時、レースで負けた与那嶺さんは泣きながらローラーでダウンをしていた。私が通りかかると律儀に「こんにちわ」とあいさつしてくれて、別れるとまた泣きながらローラーを続けていた。

 

何が言いたいかというと、ほとんどの人は与那嶺さんほどのモチベーションが無い。

「目的達成意識」の強さとして、どんなにつまらなくても強くなりたいからという一心があれば、続けることが出来る。

しかしそれは理論上の話だ。

プロだって、チームメイトやライバルがいたり一緒に苦しんだりする仲間がいるからこそ、厳しい練習を続けることが出来るという面が少なくない。何もなければプロでも難しいことを、一般サラリーマンは誰かが見張ってくれたりするわけでもなく独りで淡々と続けるしかない。

 

そして話が戻る。

昨今はやスマートローラーの最大の特徴は、ズイフトや各種アプリとの連携にある。

練習は苦しいし、とかく固定ローラーはつまらない。ほとんどの人は練習を継続できるほど精神が強くない。モチベーションの維持はスポーツを続けるにあたっては最大の障壁であり、それを甘くみている人ほど続かない。

モチベーションの維持をサポートしてくれるのに、パワーメーターやズイフトが役に立つ。パイオニアのパワーメーターにしたって、パワーメーターそのものよりもサイコンに併載されている”練習ドリル”の方が有用かもしれないくらいだ。

 

 

通常のスマートローラーが7万円ほどに対して、パワーメーター付きズイフト対応ローラーは15万円ほどと、それ無しのローラーに比べて倍高い。しかしモチベーションを8万円買っていると思えば、実はそこまで悪くない気がする。

社会人にとって8万円を用意するより、ローラー練習を継続する精神力の維持の方がはるかに難しい。一番もったいないのは、買ったはいいが使わなくなっちゃった、ということであるのから。

 

 

...とりあえず今日のお客さんとの会話を日記にしてみた。ホントはまだいくつか違う話題もあるのだけど、文字に起こすと大変だからまた今度。