freedomtenchoのポケモンGOブログ。

自転車のことは書かない。

3月2日(金)、雑談。

コリマのベアリング交換。

現行モデルから数えて1個前のモデル。昔はコリマが純正でセラミックを用意していたけど、今はTNIなどで代用する。

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コリマのフリーボディーの外側のベアリングは、フリーボディーとベアリングの間にゴムリングが入る、独特で唯一の構造をしている。

そしてこのゴムのオーリングがものすごく細く、しかも2重に入るため、劣化したり雑に扱って外してしまった場合は、交換するのが割と手間である。

フリーダムのピンセットは実はタミヤの精密ピンセットを使っている。

べつに自転車の整備につかうピンセットが精密である必要はまったくないと思うのだけど、ほぼ唯一の採用理由として「コリマのフリーボディーの外側のベアリングを固定しているオーリングを交換するスピードがはやくなる」というピンポイントな理由がある。

そもそもコリマには、コリマのためだけに買わなきゃいけない工具、というものが少なくない。工具への投資が多くなるからやめて欲しい。

 

ワックスがけ。

年に1度の周期でやっている。

というより、1年に1度の周期でダスキンに頼んでフローリングのワックス剥離とワックス掛けをやってもらっている。その半年後に自前でワックスをかけている。

 

ダスキンに頼むと何万円とかかるが、ものすごくきれいになるため、最低でも1年に1度くらいはやりたいと思っている。 

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東京の赤坂に自転車会館というところがあって、そこにはナントカ協会とかナントカ委員会とか、ものすごくいっぱいある。いったい何が違うの?ってくらい。そしてそのナントカ協会とかナントカ委員会から営業のビジネスを喰らうわけだ。

「当ナントカ協会はこの度新しい認定制度と新しい資格を作りました」「ぜひフリーダムさんには講習会や試験を受けていただき、当協会の認定ショップになられてはいかがですか?」「講習1回〇千円です、試験〇万円です、資格認定料〇万円です、認定手数料〇万円です、資格維持費は年間〇万円です」みたいな。

それでいったい何してくれるの?って言ったら、そのナントカ協会とかナントカ委員会のホームページに名前がちょこんと載るだけなの。

あの~...フリーダムのホムペのヒット数超えてから営業来てもらっていいですかね?って感じ。

 

私は、自転車店としての名声とか信頼とかっていうのは、現実的にどれだけの台数を診てきたかだと思うんだ。すべては純然なる整備台数のみ。持ってる資格の数じゃなくてね。

だから少し皮肉の入ったセリフを使うと、資格集めには積極的じゃない。私も最低限の認定証はいくつか持ってるけど、お店の壁には貼らない。お店の壁に貼ってアピールしてくれって言われるけど、嫌。販促ポスターの方がよっぽどマシだと思っている。

そしてそんな資格ビジネスにお金を使うより、業者に頼んで店をきれいにしてもらった方がよっぽど有意義なお金の使い方だと思うんだ。

 

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お店の展示バイクを、窓ガラスからみて正面に置いてみた。

こっちの方が展示の仕方としてかっこいい。スペースも広くなる。その反面、接客で使いにくくなるんだよね。

 

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695のヘッドベアリング。

普通のフレームのフォークが、抜くのに40秒、ハメるのに10秒だとしたら、695のフォークは抜くのに3分、ハメるのに4分くらいかかる。

その手間たるや抜くのに4倍、ハメるのに24倍の手間である。

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ルックのフォークを抜くには専門の工具が必要になる。

右がフレーム購入時についてくる簡易的な工具。左がショップ用の工具。2つ爪のカニ目レンチと、4つ爪のビットソケット。

右を使うと抜く作業が1分40秒、ハメる作業に2分かかるが、左の工具で作業すると、抜くのに6秒、ハメるのにも12秒で済む。

作業時間がかなり短縮するし、動作も素早く調整もより正確に出来るが、たしか購入価格が8000円くらいしたはず。

ルックのフォークのパーツの一部を外すためだけの工具に8000円、ってのはねぇ。別になきゃ出来ない訳でもないし。。。


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今週納品のバイクの洗車の後に、ママチャリ号の洗車をした。

地面で洗う洗車は、洗車台を使った洗車よりも難易度が高い。

自転車を始めたてのユーザーは洗車台を持っていないことが多い。なかなか上手に洗車が出来ないのは、そもそもの洗車のスキルがままならないのに、洗車台を使わない難易度の高い洗車方法をしているから。

 

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エアーコンプレッサーのお手入れ。

 

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週末納品分のワックスがけ。洗車までは店長の仕事。最後のワックス掛けは原さんのお仕事。

物事を100点に仕上げるというのは難しい。そもそも掃除であれば、綺麗にしたそばから埃などをかぶっていくわけであり、真に100点というのは存在しえないだろう。

そのなかでいかに100点に近づけていくかが論点となるが、たとえば大学のテストのように60点で合格だとした場合、

●60点ではなく80点を取る技術。

●80点を90点に見せる技術。

●80点を70点に見せない技術。

の3パターンに分けることができる。

プロとしてお金を取ろうとしたらどれも全部を出来ないといけないが、とかく3つ目の80点を70点に見せない技術というのが重要になる。

なぜなら61点が59点に見えてしまった場合、ユーザーには不合格のように印象づけられてしまうからだ。