8月1日(火)、小言。
朝練95km。なまった体に喝を入れて。
サノ君もサトウさんカノーさんもシンヤさんも、周りの人たちや私が戦いたいと思っている人たちが上のカテゴリーで強くなっていく中で、自分だけが停滞している気がする。
言葉で表すなら「焦り」が一番近いだろうか。石川の後のブログでは端的に「つまらなくなった」と書いたけれど、裏の気持ちはこれだった。
自転車は嘘つかない。
頑張れば頑張っただけ速くなるし、サボればサボっただけ遅くなる。
サノ君はイナーメに行ってとんでもなく速くなった。サトウさんもカノーさんもJPTにいって速くなってる。自転車から遠ざかっていたカザマは...すこし遅くなっちゃったね。
とはいえ一度強くなってしまえば、多少乗れなくて遅くなってしまったとしても、戻るのははやい。カザマだってその気になればすぐ戻るだろう。
問題は今の実力よりも強くなることだ。一時的な弱くなったものを戻すより、今ある頂点を伸ばす方がはるかに難しい。
私はどうか?少なくとも速くなってはいない…。
私の年齢で物理的に強くなれるのは、あと3年ほどが限界じゃないかと思っている。
だから本当はその3年間でプロ相手に揉まれに揉まれて強くなっておきたいんだ。今はまだとにかく自分より速い人たちと一緒に走って、たくさん苦しい思いをしていたい。それがきっと3年後以降に活きてくるから。
タカオカさんやモリモトさんやナカムラに少しでも近づくためには、エリートではまったく足りない。そういった考えが最終的に、3年前の自分とやってることが変わっていないことに対するいらだちにつながっていたんだね。
フリーダムには感謝している。
フリーダムの店長じゃなきゃ出来ないことがあるから、フリーダムの店長では出来ないことを許すことができる。
自分が望む環境で走れない状況に対して、自分のやりたいことを諦めて現実的に許された選択肢を受け入れるために、どうやって精神的な折り合いをつけるか。
石川から2週間、ウダウダグジグジし続けて、ようやくここまで辿り着いた。ずいぶん長かった気分だ。
まぁまぁ、たしかに、毎年順調に右肩上がりというわけにはいかないだろうさ。時には停滞もすることだってしかたない。
しかし、またいつかどこかで自分が望む場所で走れるようになった時のために、実力を落とすことだけはしてはいけないという結論になった。停滞も、落ちるよりはマシだろう。
だから我慢するんだ。
すこしモチベーションを支えるのにパワーが要る内容だけれど、いつかくるかもしれないときのために、しばらくの間、我慢する。
いいか、心を強く持て。Be cool!Be cool!
ひとまず底は抜けたようだ。
ただし。
ひとりでもそれなりに強くはなれるかもしれないけど、自分より強い人と練習しない限りは劇的には強くはならない。それがスポーツの根幹。
そして私は今よりも劇的に速くならない限り、これから先は戦えない。
自分でつけた折り合いの中で、話の根元が解決していないことだけは、絶対に忘れてはいけない。