10月28日(土)、795整備とか。
795整備。
795ライト (2016年式)
●ZED用チェーンリングはストロングライト製のメーカー最新のもの。いくつか製造元を変えながら、今は第4世代になっている。チェーンリングの消耗はチェック対象のなかでは最優先となる項目。ちょっとでもダメだと思ったらなるべくはやくに変えておいた方が良い。
●チェーンはKMC・X11SL-DLC。現状で最良のチェーンだと思う。
●CS-9000の11-28T固定。
●FD-9070
●RD-6870-GS。GS使ってる理由はいずれ書こうと思う。
●プーリーはセラミックスピードの11T。
BB65のワンピースクランク。
クランクの剛性は結合部で弱くなるので、ワンピース構造が最良という話。
ZED3クランクのスピンドル本体には溝が切ってあって、そこにクランクとベアリングを繋げる部分に2つのパーツがハマる。
おおよそのベアリングの受けになっているパーツと、内側レースの玉押しの2つ。
ベアリングの抑え(左)と、レースの玉押し(右)。写真(↑↑)は新品。
ZED3クランクにおいてこの玉押しは、前期型がアルミ製であり、後期型がカーボン強化プラスチック製。ここがZED3の前期後期を見分けるポイントになっている。素材が違うから使用するケミカルが変わってくるんだ。
795のBBはアルミシェルなので、つまりクランクから順番に、
カーボン(クランク本体) → アルミ(ベアリング受け) → 強化プラスチック(ベアリング玉押し) → 鉄(ベアリング本体) → アルミ(フレーム)という順番で組み付いている。
反対側も同じ構造なので、アルミ→鉄→強化プラスチックとなり、最終的にアルミ製の臼型の調節固定パーツで止まる。
そのうちの、レースの玉押しのパーツが破損していた(写真↑↑)。
旧式の場合、BBに使われているカーボン、鉄、アルミの3素材の中で、一番弱いのは当然アルミ。その中でも一番薄く作られているレースの玉押し部分が破損するのは当然かもしれない。
ホントに一番弱いのはベアリング本体だから、イレギュラーな故障といえばイレギュラーだけれども。
比較的短いスパンでの前期型と後期型の変更点において、今回私が壊したパーツがピシャリでチェンジされているので、他にも破損報告があったんだと思う。
クランク本体のみの状態(↑↑)
ベアリングの受け(交換無し)と、内側レースの玉押し(新型に交換)をハメた状態(↑↑)。
ベアリングがはまった状態。
反対側もほぼ同じであり、調節機構で固定する。
BB65のアルミシェルの内部を這うDi2のエレクトリックワイヤーを抑えるパーツは、最初期の695用のものを使っている。
該当パーツには、2015年から新型パーツが使われているけれど、理由あって2011~2014年式の旧型を採用している。
ちなみにセラミックスピードのシールが貼ってあるけど、実際には使ってない。
でも使う必要がないわけじゃなくて、変えてないだけ。本当は使いたい。
795は昨1月にOHして、シーズン入ったらセラミックベアリングにしようかなって思ってたんだけど、結局今の今まで鉄ベアリングのままでシーズンを終えてしまった。
じゃーん☆作業終了。
ついでにケオブレード2の板バネ交換。20Nm→16Nmへ。
20Nmの板バネは廃版。カヴェンディッシュの要望で20Nmが作成されたらしいけど、やりすぎちゃったテヘぺろ的な感じで廃版になった。
国内でいえば、佐野淳哉さんも20Nm導入してすぐ16Nmに戻したとのこと。理由はいくつかあって、ひとつは固定力は16Nmで十分だったのと、にもかかわらずあまりに寿命が短かすぎるのと。
私のペダルも、特に左側が弱い。体感で12Nmを下回る。
ちなみにケオブレードの8Nmバネをケオブレードカーボンに流用するのは、可能。
補修パーツとして手に入るので、女の子などに。
ディレイラーハンガー交換。
これも8月くらいから用意していたけど、ずっと机の上に放置していた。
ブレーキシュー交換。左が交換前、右が新品。
4.5mmほどであるシューが0.5mm以下に。
仮にお客さんだったら絶対にダメっていうけど、今の私は人のこと言えない。たぶんもう一回雨のコガシ走ったら無理。
ほんと、医者の不養生というか、歯医者の虫歯というか、店長のBB大破というか。