1月17日(水)、雑談。
本日ヨネックスの展示会。
自転車の写真は載っけちゃいけないみたいだから、バトミントンの写真をば。
左が研究開発の人、右がフリーダムの営業担当の人。
小一時間ほど3人でおしゃべり。
ヨネックスがディスクロードを発売した。
2017年はエンデュランスロード(というよりパリ〜ルーベ専用バイク)を中心にディスクブレーキロードが導入されたが、2018年は普通の軽量山岳ロードやエアロロードにも波及してきた。
ヨネックスであれば、通常の軽量山岳ロードであるカーボネックスにディスクブレーキバージョンを追加した。
ディスクブレーキロードは...いろいろな意見があるとは思うが...私は肯否どちらでもない。
良いところも悪いところもないからだ。
強いて言えば、フレームからコンポからホイールまですべて刷新しなければいけない投資の高さがネックとなって、なかなか市場には受け入れられないだろう、程度にしか考えていない。
現時点のディスクブレーキロードは、少しずつカスタムしていくという手段が取れない。それはロードバイクの買い方のひとつを阻害する。
良いところと悪いところ、どちらも無いと言い切ってしまうのは誤解を生むかもしれないから少し補足しておくと、
例えば
●雨の日に制動力が落ちない→雨の日乗るの?
●制動力があがる→上がらないよ。タイヤのグリップ限界の方が先にくるもん。
●ストッピングパワーが強い→キャリパーでも簡単にロックするよね?
●リムへの負担やダメージがない→そもそも現段階で無い。ホイールってそんなに弱くないし。
など、メリットと主張されている部分の大抵が現実的には発揮されない。メリットが実践で打ち消されてしまうんだ。
かといってデメリットもほとんどない。
別にディスクロードのデメリットは、
●レースで交換機材の対応に困る→そもそも一般ユーザーでレースやってる人なんかほとんどいないし。あるいはレースであっても国内であれば救済措置に乏しくパンク≒リタイヤに近い現状では特にデメリットにはならない。
くらいしか無い。
パッと思い浮かぶシチュエーションとしては、雨の日の古賀志林道などではキャリパーブレーキよりディスクブレーキを使いたいかなってくらい。
それでもみんながキャリパーブレーキ使ってる中で独りだけディスクブレーキ使っててもあんまり意味ないし、雨の日の古賀志林道のためだけに100万円のディスクブレーキロード買うわけにはいかない。
ロングライドオンリーのユーザーにとってはほとんど恩恵はなく、レースやってる一部の人であっても恩恵があるかどうかわからないんじゃ、やっぱり手は出しにくいのではないか。
現状、手放しで喜べるメリットはスルーアクセルくらいしか残らない。
スルーアクセルはクイックに比べてバイク全体の剛性を飛躍的に上げることができる。あれはいい。
先ほど述べたようにパンク即リタイヤに近い日本のレースでは、そもそもクイックリリースである必要性がないから、そこをスルーアクセルにしても何の問題もない。もちろんロングライドのパンク修理で車輪を5秒はやく外せることに意味はない。
逆にデメリットは、既存のパーツで流用できるパーツが少なすぎて投資額がものすごく高いこと。これは当面のデメリットとしてしばらく存在する。
ということで個人的には、キャリパーブレーキ+スルーアクセルという妥協案で落ち着くんじゃないかと思う。
そうでない場合、考えられるのはシマノがディスクブレーキしか作らなくなること。そこまでするとは考えにくいけど、逆にそこまでしないとディスクブレーキは主流になり得ない。
現状、ディスクブレーキロードは売れてない。
メーカーは売れてるっていうけど、宣伝広告を出すのもメーカーだから、自分で自分のこと褒めてる記事でしかない。
あるいはメーカーは小売店に対して一方的にノルマを課して売りつけてくるから、メーカーと小売店の間では売れてるのかもしれないが、小売店とユーザーの間で動いているようにも見えない。
右も左もわからない始めたての女のコや年配の方が、お店の在庫処分を目当てに買わされては、ディスクブレーキのついたで太いタイヤで時速25km/hくらいで走っている。
軽自動車にブレンボ付けたとき、ホントにメリットしかないと思ってんの?
また、すごくニッチなデメリットとして空力が悪い。
ディスクローターの反対側におちょこができることでスポークは露出する。
だから最終的にバトンホイールであるTTバイクには当てはまらない。
ヨネックスには、
●TTバイク出しなよ、
●ライトウェイトみたいなフルカーボンコンプレッションホイール出して、それをスルーアクセルで自社フレームとセット売りしなよ、
の2点を伝えてきた。
ひとつめは単純に、TTバイクがないとプロに供給出来ないこと。あるいはTTバイクがショップに1台でもあることで、店はハイエンドバイクが飛躍的に売れるようになること。そしてヨネックスはハイエンドバイクブランドであるということ。最近のTTバイクは軽く硬い方向性でまとまりつつあるため、軽量性を売りにしてあるヨネックスとはマッチすること。
そして自社ホイールの製造。
テンションホイールと違ってライトウェイトやコスミックアルティメイトみたいなフルカーボンホイールはかなり優れている。
もし仮に、ヨネックスが超軽量フレームと超軽量ホイールをスルーアクセルでつなげたバイクを出したとする。もちろんキャリパーブレーキでね。
それは現時点のラインナップでも、もっとも魅力的なパッケージのひとつだと、個人的な想いを伝えておいた。
久しぶりの雨でハスボーゲット。
足が6本あるけど、昆虫なのかな?
奥さん詩織と実家に帰る。
23時頃に帰ダムして、夜2時から朝8時まで360minローラー(まだ継続中)。
イメージはブルベ。
ローラー6時間って自己最長だけど、出力低すぎて実走200kmにも満たない感じ。
6時間!自己最長!
350分走ってラスト10分でもういいんじゃないかな?って思うところがアレ。