ポケモンGO・ミロカロスと水ポケ考察
とうとうミロカロスをゲットした。
12月上旬から始まった第3世代。ヒンバスが実装されてからは4か月が経つ。
第3世代を代表するスーパーレアの一角であるヒンバスは、1週間に1匹獲れるかどうか。
ホエルオーの育成終了と同時にヒンバスをバディにし、ジムの餌やりを頼りに育成し始めてからは3か月を費やした。
ニックネームは「キャバ嬢」
オス個体。
ミロカロスのイメージは、綺麗な女性というより顔立ちが整った男の子だった。
傍から見たらオスメスはわからないところも含めて、扉を開けたらオカマバー、ということだね。
個体値は【91%-13/13/15】
CP2900を超えることを基準とし、近しい個体値でアメが節約出来る子もいたけど性別を優先した。
アメ収集にあたり、ふしぎなアメは使用しなかった。
使用しない理由は主に2つあり、
●伝説の育成に使用するため、ヒンバスに使えるほどの余裕が無い。
●ヒンバスにおいてはそのレア度から、将来的に大量発生イベントが予想される。
の2点から。
予想通り4月下旬のアースデイイベントで、大量とはいかないまでも多く発生し、期間半ばにして約30匹のヒンバス捕獲してのアメ集め終了となった。
本名よしお。
あまりにヒンバスが見つからないことから、育成用のアメ収集はジムでの餌やりが主な収入源となり、ポケストップに求める対象がボールではなく木の実になるほどで、リサーチで木の実×10のリワードもキープするくらいだった。
最終的に400個の飴を集めるのに、3か月以上を費やした。イベントがなければさらに6週間ほど見込まねばならなかっただろう。
今抱えているミロカロス育成終了の満足度と虚無感は、第1世代コンプリートとなったプテラの捕獲時のそれに勝るとも劣らないものだった。
ということで、ミロカロスを含めた新パーティが始動。
伝説ポケモンのオンパレードだった前回パーティからするとかなり打点が見劣りするが、平均CPが1,000近く低いのでそれも仕方ないだろう。
全体的に耐久性が高いメンツが揃う。
サンダーでギャラドス、ラプラスでカイリューとボーマンダを相手してもらうのはいつも通り。最近はカイリューとボーマンダのWドラゴンも珍しくないから、その2匹、のべ6匹を回復薬1つで処理できるラプラスが安定。
パルシェンも強いんだけど、ドラクロカイリューでたまに事故るとボーマンダで詰む。氷ポケモンを使わずにボーマンダを倒そうとしてはいけない。
ファイヤーには基本的にはハピナスを専門に相手してもらう。
ファイヤーの攻撃力は全ポケモンの中でも最も高いため、多少苦手な相手であっても上から殴れるパーティの要。
フシギバナは水ポケモンにめっぽう強く、ミロカロスもシャワーズと同程度の打点が見込めるため、カウンターを持つドンファンと合わせて3匹でカビゴン、ラッキー、ケッキングを見る。
バンギはその3匹のいずれでも対応が出来る。
きついのは草ポケが重なった時。
ハピナスの相手で精一杯のファイヤーに、さらにフシギバナやナッシーまで対応させるのはかなり酷。
草技と地面技にそれぞれ耐性があるファイヤーは、炎ポケモンとしては総合的な耐久力が最高クラスなので、ハピナスと戦ったあともフシギバナとナッシーの2匹くらいならなんとかならなくもない。
しかし3200ハピ→2400バナ→2600ナッシーとかまで来るとキツイ。その補助としてはラプラスで見れないこともないが、ファイヤーに比べると打点が低い。
こういうとき、汎用性の高いドラゴンが1匹いてくれるとかなり助かるんだけど、このパーティーではそこはカウンター&じゃれつくのドンファンが担ってくれる。
ドラゴンとフェアリーって偉大なんだ。ドンファンは見方を変えると最強のフェアリーなわけであり。
基本的にジムに合わせてポケモンを入れ替えるのは邪道とし、6匹の中でいかにすべてのジムに対応できるかを考えるのがパーティー構築の醍醐味だと思う。
さて。
群雄割拠の水ポケモン。
私の場合、フル強化された手持ち45匹のうち、 実に10匹が水タイプ。
私が育成していない中で強い水ポケモンの中では、たとえばオムナイトとかニョロボンは強い。ゴルダックやスターミーもけっこうイケる。
メメタァはあまりイケてないが、かわいいから育てた。カメックスなんていなかった。
以下、水ポケモンの棲み分けを考察してみる
【§1:技の分類】
【§3:育てやすさ】
【§1:技の分類】
水ポケモンは全体的にステータスが優秀であり、技もどれも優秀である。
技1では
●みずでっぽう
●あわ
技2では
●なみのり
●アクアテール
が特に優秀。
これら3×3であれば、どの組み合わせであっても総じて優秀で、さらに水ポケモンで水技統一できないポケモンもほとんどいないため、なかなか差が付きにくいのが現状だ。
しかしすごくわずかな差だけど、もしどうしても優劣をつけるならば、
●みずでっぽう>たきのぼり>あわ
だと思う。基本的に技1は小回りが利きゲージの溜まり方が早いもの、技2は分割されて発動2秒以下のものが良い。
この中で、攻撃に特化した組み合わせは、とにかく打点の高い
あるいは小回りがよく効き、事故回避に特化した組み合わせである
●みずでっぽう+なみのり
●みずでっぽう+アクアテール
この組み合わせのいずれかを持つ水ポケモンが、特に有能だと思っている。
ポケモンGOでは、ポケモン固有の攻撃力や名目的なCPよりも、どんな技を持っているかが戦力の分かれ目の第一段階となる。
例えば炎ポケモンであれば、炎技として最優秀の組み合わせとなる【ほのおのうず&オーバーヒート】という組み合わせを覚えられるポケモンでないと、まず話にならない。
【ほのおのうず&オバヒ】を覚えられる炎ポケモンが15匹中6匹であり、そうでない9匹はすでにこの時点でほぼ炎枠としては選ばれない。
その後、その6匹の中から、絶対的な攻撃力や仮想相手との耐久力の兼ね合いを見て選んでいくことになる。
全体的な要素は、「技>>攻撃≧耐久力>名目CP」であり、とにもかくにも技が重要になる。
水技は優秀な組み合わせが複数あるため、該当するポケモンが多く、選びにくいし絞りにくい。
最高DPSである【たきのぼり&ハイドロポンプ】を覚えるなかで優秀なのは
1位:カイオーガ(CP4074)
2位:ギャラドス(CP3281)
3位:オーダイル(CP2721)
小回りと多分割の【みずでっぽう&なみのり】を覚えるなかで優秀なのは
1位:ラグラージ(CP2815)
2位:ラプラス(CP2603)
3位:ホエルオー(CP2258)
【みずでっぽう&アクアテール】では
1位:シャワーズ(CP3150)
2位:ジーランス(CP2557)
3位:ハリーセン(CP1910)
となる。だからこの中で順当に選ぶとしたら、カイオーガを除けば、ギャラドス、ラグラージ、シャワーズが妥当ではないか。
カイオーガは別格。話に混ぜてはいけない。
HPが高く防御の低いシャワーズ(CP3150)と、HPが低く防御の高いミロカロス(CP2967)は、総合的な防御力には全く差がない。
99点と100点ですらなく、1点の差もない完全なる同じ。
防御に関しては、図ったかのようにひとつの優劣も差がない。
では攻撃力はどうか。
技1は軽さや事故回避の観点から、みずでっぽう>たきのぼり。
技2は分割の兼ね合いからアクアテール>なみのり>ハイドロポンプ。
よって、
1位:シャワーズ(みずでっぽう&アクアテール)
の順だと思う。
みずでっぽう&アクアテールのシャワーズ(CP3150)は、たきのぼり&ハイドロポンプのカイオーガ(CP4074)すら差し置いて選出したいと思うくらい有能であり、正直なところ、どれほど頑張ってミロカロス育成しようととも、敵うものではない。
シャワーズでカビゴンを倒そうとした場合、ハイドロポンプとアクアテールではアクアテールの方が処理が速い。だからハイドロポンプの方が打点が高いというのは実戦的な嘘。
恵まれた種族値、実質の最高技と圧倒的な回避能力が揃う、シャワーズが強いわけ。
【§3・育てやすさ】
シャワーズの良いところは育てやすさ。
カイオーガやミロカロス、ギャラドスに比べて、シャワーズのお手軽さと言ったらない。
それが良く言えばそうなのだが、悪く言えば、みんな持ってるのだ。ポケモンGOはとにかくシャワーズ作りから始まると言っても過言ではない。
ラプラスも同様にスーパーレアとして滅多に育てられず、ほぼ同じ能力値のトドゼルガは大量生産できる。
ではいったいどちらが手持ちに加えたいかと言えば、ラプラスじゃないかな?
レックウザとカイリュー、どちらが欲しいかと言えばレックウザじゃないかな?
ポケモンのウケる要素として、バトル・カスタム・コレクションの3点が全立しているところが挙げられる。
そのコレクション性において、みんなが持ってる、みんなと一緒というのは最悪であり、入手性の悪さというのがひとつのステータスになっている。
それこそが、シャワーズにはないミロカロスのアイデンティティ。
ひとつのポケモンをフル強化するのに300個以上のアメが必要になる中で、イーブイ100匹捕まえるのとヒンバス100匹捕まえるのとで、どちらが難しいか。
フル強化のシャワーズとフル強化のミロカロス、どちらが欲しいかと言われたらミロカロスなんじゃないかかな?
強化が簡単じゃないからこそ、乗り越えた悦びもまたひとしお。ミロカロスを見てシャワーズで十分だという人には、ロマンが足りない。
それはフェラーリを見て軽自動車で十分っていうのと同じ。
確かにそうだが、無粋。