自転車・上海生活雑談。
やぁ、みんな。生きてるよ。
中国にきて、最初に覚えた言葉は水(スィー)、辛い(ラー)、超辛い(ヘッラー)だった。
コミュニケーションは全て英語。
中国の人たちの英語力は、喋れる人は日本人より喋れるし喋れない人は日本人より喋れない、そして喋れない人は日本より多い。そんな印象だ。
私の英語力は、自転車関連であれば専門用語も含めてたぶん大丈夫。英語しか喋れない外国のお客さんもいるし、ロードバイクの学術論文も読むし、大学時代は経済学部だったから苦手意識もないし、それほど問題ないとは思う。
でも一般生活の英語って難しい。
さっき大量のバナナを買って38元って言われたんだ。そして50元札を渡したらお釣りを22元渡されて、「あの、確認したいことがあるのですが、このバナナは38元ですよね?そして私が渡したのは50元札なので、50引く38でお釣りは12元だと思うのです。しかしあなたは22元を渡して下さいました。もしかしたら私の拙い英語を哀れんで英会話スクールに通うためにサービスしてくれたのですか?」ってすぐに言えなかった。
だから仕方なく10元多くもらうしかなかったんだ。アーメン、彼を算数教室に。
中国は今は旧正月で、大型ショッピングモールを除くと小売店の99%の店が閉まっている。
そして思うに、店の前面がガラス張りでバイクを見張りながら食べられる店はマックとスタバしかない。
だからとは言わないが、初めての独りの外食はマックだった。だって辛いの嫌だもん。
ビックマックはポテトとコーラのセットで、日本円にして480円。コーラはサイズを選べず巨大なものだった。日本みたいな細かい選択肢はなくて、消費税みたいな端数も請求されないから、算数苦手なバナナ屋さんにも優しい。
中国の物価は日本の3分の1から2分の1くらい。セブンイレブンの肉まんにいたってはひとつ40円くらい。
スタバは世界で一番高いと言われているけど、他が安いからスタバに通っても破産はしなが気がする。
これからひとりでご飯を食べることもたくさんあるけど、中国人の「辛くないアルよ」は嘘だから注意しないといけない。
路地裏のラーメン屋とかマジ無理。ラー!ヘッラー!
私が今いる場所は、日本でいう池袋や渋谷みたいなところらしい。新宿や六本木ほど都心ではないけど、高級車しか泊まってないビジネス街。
でも旧正月なので1億人都市のビジネス街にもかかわらず人通りはほとんどなく、さながら誰もいない学校の理科室をポツンと彷徨ってる。
お金の換金は空港でやりますか?って聞いたら電話一本したあと保留になった。そしてコンビニ前のダフ屋で変えた。
「さっき10万円で6300元もらったでしょ。銀行だったら5500元くらいにしかならないと思うよ。俺はこの人に2000万円くらい変えてもらってる。すげえ長い付き合いでさ、この辺じゃ有名な人で、何回も捕まってるんだハハハ」って。
曰く銀行とつるんで炉端で換金するダフ屋のオバアちゃん。1円は16元だから、6300元だと10万円超えちゃってるんだけど、いったいどういうシステムなんだろうか。
交通ルールは、左ハンドル右側走行で日本と逆。
無灯火ノーヘルで逆走信号無視しても誰も何とも思ってないみたい。郷に入ってGO。一番危ないのは周りと違うことをする人だ。
そして盗難問題。
移動はロードバイク。中国人は全て盗難者だと思えってアドバイスをもらっていて、貴重品も貴金属も一切持ってこなかった。
でもロードバイクだけはガチ高額物品だから、すごく気をつけてる。
今借りてる日本のサイト(自分のブログも含めて)にアクセスできるワイファイの容量は極めて小さく、ネットもなければテレビもない。そもそも言葉がわからないから見てもアレ。
アンパンマンは愛と勇気が友達らしいけど、今の私には固定ローラーだけだから、パンよりぼっち。
近くのショッピングセンターにトイザらスの看板を見つけた。
次の目標は、電車に乗ってあそこでニンテンドーDSの充電器を買うこと。
暇つぶしのためにチームメイトからDSを借りてきたんだけど、変圧器と充電器がうまく機能しなくて充電出来ないんだ。
固定ローラーって暇だけど、暇つぶしが固定ローラーって言うのはなんだか哲学的だね。
さすが中国!