ポケモンGO・ユクシーの存在意義。
巷で不人気と言われるユクシーレイド。
千葉市稲毛区でも当たり前のように不人気で、駅前の第一陣以外はほとんど成立しなかった。
個体値は【98%-15/14/15】。
ニックネームはピクミンから。当然ながらアグノムもピクミンだし、もちろんエムリットもピクミンだし...
91%以上が全くと言っていいほど出なかったギラティナの後、ユクシーは96%や98%が連発して顔がピクッとした。
見つけた数28、捕まえた数24匹。
このうち4匹は交換によるものだから、実際の捕獲数は20/24匹で捕獲率83%。
エクセレントスローを絶対外さないと仮定して、取得ボール数7球の時の理論上捕獲率は68%、8球もらえた時の理論上捕獲率は72%。
それ以上の数字になるとサークルを絞る必要があるから、私がいつもどれだけポッポに投げるのが上手かを伝説の神様が証左してくださったのだ。アーメン。
ユクシーが登場して種族値を調べるとすぐにスーパーリーグ運用として目を付けた。
デオキシスやクレセリアに酷似した能力。サブウェポンのかみなりはエアームドやマリルリに刺さるし、技1がカウンターのデオキシス、打点のないサイコカッターで運用されるクレセリアに比べると、グロウパンチチャーレムに対する直接的な対抗措置となる。
なによりデオキシスとクレセリアとの違いは、一発の重さがあること。
パッと見て、「耐久高いのが集まって相手するのがうんざりする」って感じだと思う。実は使ってる私も疲れる。
かなり長い期間テストしていたから、戦ったことある人は多いんじゃないだろうか。
実はテストパーティーにしてはかなり勝率が高くて、現時点ですでにエースパーティーといえる強さ。趣味パーティーで負けがこむとテストパーティーに頼っていた。
このパーティーのコンセプトは2つあって、
①同じタイプを2枚並べる事。
②デオキシスとマリルリで相手のシールド剥がしてユクシーのみらいよちを等倍で上から叩くこと。
①同じタイプを2枚重ねる。
スーパーリーグにおいてはデオキシスが非常に強いので、ほとんどの対戦相手は対抗策としてヤミラミやブラッキーを用意している。デオキシスには悪タイプで対抗する以外に有力な手段が無い。ただしたとえヤミラミやブラッキーであっても、デオキシス相手には相打ちにちかいダメージ量になってしまう。
ほとんどのパーティーでは
【軸になるポケモン+相性補完+先2匹では抜群が獲れないポケモンに対する有効だを持つポケモン】という方程式のもとに構成されている。
例えばデオキシス対策にヤミラミを用意し、ヤミラミの相性補完としてランターンがいて、ヤミラミとランターンで押し切れない部分をエアームドに託したり。
じゃあ同じポケモン2匹並べたら?となると2匹目に対する対抗策は実は薄い。デオキシス相手にヤミラミを”消費”した後なら、ユクシーは最低でも等倍以上の相手とのびのびと戦うことが出来るのではないか?そう考えた。
②デオキシスとマリルリで相手のシールド剥がしてユクシーのみらいよちを等倍で上から叩くこと。
ユクシーは互いにシールドが無い状態ならば、実はほとんどの相手にタイマンで勝つことが出来た。
ならばあとは、相手から見てシールドを使わないと勝ちきれないポケモンを用意してやればいい。その筆頭がマリルリだった。マリルリはタイマン性能が高くてシールド使いながら戦わないとキツいし、エスパーが苦手な悪タイプを補完する役割も担ってくれた。
少なくともデオキシスのサイコブーストとマリルリのじゃれつくをメインに戦っていけば、相手がシールドを使わなくて済むなんて状況にはならないだろう。
そうした後に等倍で叩けることの多いエスパー技を、ユクシーの耐久力に任せてみらいよちで1~2発殴ってもらう。
勝率から察するに、この構想はある程度当たったと言える。
ユクシーのテストパーティーは、実は複数のユクシーをテストしていた。
ひとつは高個体値で攻撃値MAXの個体。もう一つは低個体値でPLを上げられる個体。あとはその中間。
ユクシーを色々試していく中で、耐久力が足りなくて負ける事よりも打撃力が足りなくて負ける事の方が多かった。
最終的に強化したのは高個体値の方。最終的に個体値の差で負けるよりも、単純な相性で負ける試合が多かったからだ。
それと仕様が変更されたり将来的にフル強化することも視野に入れた。
最近は...一時の流行りかもしれないが、ダイノーズ実装されたことでこの数日は向かい風。
単純にダイノーズに対する打点が無いのと、トリデプスのかえんほうしゃからダイノーズの10万ボルトになったのがマリルリにとって痛かった。あるいはダイノーズをメタったランターンがさらに刺さってしまうことでマリルリが機能しなくなり、デオキシスだけではシールドを剥がしきれないことがユクシーを機能不全に追いやった。
とはいえダイノーズ自体は格闘ポケモンであっさり対処できるから、みんなが使い飽きてしまったグロウパンチもまた戻ってくるだろう。
それまではマリルリのれいとうビームをハイドロポンプに変えて対処しつつ、格闘に対して飛行ポケモンが増えてきたらまた冷凍ビームになる。
環境によって技はグルグルするだろうけど、耐久型エスパーを並べたこのパーティーは、テストパーティーそのままにしばらく「つよいの」として存在してもらうことになる。
高耐久勢を3枚揃えたパーティーは使うと時間かかるから乱用はしないけれども。