1月18日(土)、雑談。
旧店舗が無くなった7月31日から今日に至るまでの5.5ヶ月分の書類…。
フリーダムに対する請求書と領収書、フリーダムと私個人に対するそれぞれの税理と保険関連、その他雑多な書類がエトセトラ。
山積みにされた5.5ヶ月分の書類は、積みに積まれて15cmの高さに。
処理するのに4時間かかった。
新しい年はすなわち納税の季節。
率直に言ってかなり資金が苦しい。
11月から開業できて1ヶ月でも2ヶ月でも営業出来ていれば違ったかもしれないが、まだ税金の分までお金が作れていない。
今のオーバーホールは外構工事や司法書士や家屋調査士、土地購入税を支払う分で精一杯。
売れたバイク本体が決済されるのは1〜2ヶ月先だから、地方税や固定資産税を払う分までは回らない。
2ヶ月後ならだいぶ回復してると思うけど、何より今がきつい。だからなおさら台風を恨んでしまう。
「虎の子の100万円」みたいなのはあるんだけど出来れば使いたくない。これ以上の自己資金投入は、命綱のカラビナ外すようなものだから。
半年前のどんぶり勘定はほとんどズレてないけど、逆に言えば本当は少しでも楽な方に転んでいて欲しかった。
半年前にギリギリ大丈夫だと判断したことは今になってもギリギリ大丈夫だから、2ヶ月後にはギリギリ耐えきったと思っている今はギリギリ大耐えてるはず。
あとはメンタル。そう、メンタル。
大丈夫だという自信。
階段に飾っていた胡蝶蘭の裏側に隠していた(つもりの)革靴。
階段下の収納スペースが完成したので、生々しく税金の書類だけが残った机を後にして全て磨いた。
革靴磨いてる時間ってすごく贅沢なんだよね。
なぜならあまりに優先順位の低い趣味に費やしてる時間だから。
移転作業の後の事務作業の後の整備のあとの、さらに練習のあとのコーヒーのあとにやるのが靴磨きだから。
美しい。
これならカカトの消耗も一目瞭然だ。
ただ、この布が本来何に使うためのものなのかはよくわからない。
床の掃除。
この床は汚れに弱い。具体的にはタイヤ痕がつきやすい。色が白い分だけ悪く目立つ。
このタイヤ痕はつまり、ビニールにゴムがこびりついた状態になる。
とりあえずゴムにはゴムということで消しゴムでこすってみるものの、溝に入り込んでしまったタイヤカスが取れない。
となるとゴムへの攻撃性のある液体溶剤と、なんらかのブラシかスポンジが必要になる…。
とりあえず手に近かった和光ケミカルのチェーンクリーナーとメラミンスポンジを使ったら、たいていは落ちた。
ただ、一箇所取りきれない焦げ付きが残ってしまった。
コイツは手強い。もっと強い溶剤が必要だ。
BC-2。
自転車のベアリングに使われる程度のグリスなら一瞬で溶けるレベルの強さで、フリーダムに置いてあるケミカルの中では唯一お客さんに使わせてない溶剤。
自転車屋さんでよく売られているフォーミングマルチクリーナーが「ゴムにかけても大丈夫」、チェーンクリーナーが「なるべくゴムにはかけないで」と言われるなかで、BC-2は「絶対にゴムにはかけるな」という溶剤。
フリーダムでは新品のチェーンに付いてる防錆用グリスを溶かすために使ってる。
ゴムへの使用不可の溶剤をわざとゴムに使って溶かしてブラシでこそぎ取ろうというのは本来の使い方ではないけど、大事なことはこの床のタイヤ痕が無くなること。
タイヤ痕にかけて放置すること10分。
さすがBC-2。