12月15日(金)、雑談。
レーシングゼロのスポーク交換。
カンパ&フルクラムの上位グレードのホイールはニップルホールが開いてなくて、アルミニップルに鉄のカラビスを打ってマグネットで引っ張り出してスポークと接続する。
ホイールを崩すときも逆に、一つ一つ鉄ビスを使って引っ張り出すわけだけど、それが出来ない場合、めんどくさい。
今日のホイールはアルミニップルが腐食してどうにも固着が解消できなかったので、最終的にディスクグラインダーでスポーク飛ばした。ちょっと手荒いんだけど仕方ないね。
そしてマグネット使わないカンパのニップルは取り出しにくいったらありゃしないんだ。
スポーク1本交換するのに30分かかった。
消耗したスポークと新品スポークが混在する場合、ピンクのポスカで印をつけておくことが多い。もちろんお客さんがイヤだといえばすぐに消せるんだけど、トラブルあった時にヒントになりやすい。
シクロクロスってトラブルしに行ってるようなもんなんだよね。笑
フロントが大変だったので、軽い気持ちでリアホイール取り掛かったらフロントよりひどかったでござるの巻。
預かる前はスポーク1本ずつ変えるだけって聞いてたのに、曲がってるわ捻ってるわでほぼ組みなおしレベルだったの巻。1本交換って言われて3本予備で取り寄せたけど、3本交換じゃ足りないよ!
こういう、ダメージ受けたスポークと消耗したスポークと新品のスポークが混在する場合、1本いっぽんのテンションが合わなさすぎるから、組んでてものすごく気持ち悪い。まともに組めてるとさえ言えないかもしれないね。
全てが新品の状態から組んだ時の気持ちよさが100点だとして、そこからどれだけ気持ち悪いかでダメ具合を把握するんだけど...無理な時は無理だよね。
全部新品にするのは整備的は楽なんだけど、レーゼロのスポークは1本800円する。
全面交換したらスポーク代だけでも結構な金額になっちゃうんだけど...次に何かしでかしたら全面的に張り替えだから!
昨日のブログの件なんですが、いくつか質問が来ていました。
非公式ブログによる補足になりますが、基本的に今まで持っているパーツに関しては不問です。フレームを買った時にそのほかのパーツを新フレームに移すというのは、とても自然なことだからです。
別に今フリーダムのお客さんの特定の誰かが原因というわけではなく、単に新規で持ち込んで組んでもらおうとする、チームに所属しない単独で活動している人たちがこういう流れを作りつつあるのが実情です。
確かにフリーダムのお客さんの中には、ヤフオクや中古ショップなどで買ってきては他のお客さんに転売したりする人もいないわけではないのですが、しょせん単発ですし注意すれば終わります。
そうではなくて、通販が台頭してからというもの、海外通販で買ったものを正規取扱店に持ち込んで、それが持ち込めてと当然だと言わんばかりに平気な顔して頼みにくる人が本当に増えました。
アマゾンとかウィグルから届いた箱そのままで持ってきて、やってもらえるのが当たり前みたいな態度取られると、オマエなんかにやってやるわけねぇだろ、ひとりで勝手にやってろよ、とか思います。
しかも事前に接客させるだけさせておいて、何時間も店の情報を聞き出した挙句に検討するとか言って引き揚げた後に全部通販で用意して組んでくれとか。お前みたいなヤツはいらんっ!って感じです。
そしてこういう人が増えたのが今の世の、新しい時代の欠片であるわけですね。
最大の問題は、そういった流れにおいてフリーダムが潰れてしまうことにあります。
釣り具業界もゴルフ業界もこうして潰れていったわけで、自転車業界においてもフリーダムにおいても、こういった考え方が蔓延して倒産してしまうのを、一番避けなければいけない。
本当はやってあげたいのがやまやまなんです。
しかしあっちもこっちもと欲張って、いいよいいよとやった挙句に潰れてしまっては元も子もありません。「通販世代」はそういうリスクがあるというのは十分に気を付けていかないといけないと感じます。
「通販世代」って義理とか情に薄いんですよね。コスパに弱いというか。
お金や雇用に不安のある世代ですから、なるべく安く済めばいいという考えが先行しがちなのは理解できます。しかし安く済んだ分だけ、どこかに失っているものがあるというのを気付けていない。あるいはお金以外の面に価値を感じていないようにも思います。
私個人は人付き合い>自分>お金なんですが、今の若い子たちは自分>お金>人付き合いになっていて、見方を買えれば私は古い。お金なんて人づきあいの後に勝手についてくるものだと思っているですが、いずれそうではない世界が主流になってもおかしくない。そしてそのギャップに私が対応できていないのが実情かもしれません。
昨日のブログに書いた、” 情緒的に判断する ”というのは、そういうことです。
願わくばフリーダムの...特に学生らには、そういうのを感じられるようになって欲しいのですが、新しい世代には私みたいなのは老害として切り捨てれらていってしまうのでしょうかね。
20年後のことを考えてみると、あらゆる小売店が絶滅しているようにしか思えないこともあります。
自転車業界は整備業がある以上は無くなりはしないでしょうが、小売店業界は無くなるかもしれません。どちらにも含まれるフリーダムが20年後にあるかどうかは自信がありません。
今週末の日曜日は、お店がお休みなります。朝練も休止です。
横浜にポケモンしにチームメイトのカザマの結婚式に行ってきます。
夜中も24時を過ぎた頃、ブログ書いてたらサイスポのカメラマンさんがフリーダムに現れた。
銭湯の帰りに通りかかったら、まだフリーダムの明かりがついてたから寄ったんだって。
最近の自転車は複雑なのが多くて、1台あたりで見ると処理スピードが落ちてるんだよね。
年々冬が乗り切れるか、心配が強くなっている。
明日は奥さんとしおりが帰って来る。
帰って来るというか、迎えに行くんだけれども。
しおり姫。
姫ではない。
しおりではない。