2019年:ルック・785ヒュエズRS
785を組んだ。
基本的には2018年モデルと変わっていない。乗ってみると、若干かたさが増したかな?って感じがしなくはないけど、冬の重たい体では感度が悪くてよくわからない。
785ヒュエズは生粋のクライマーバイクと名高い。ひと昔前に"ルック史上最高傑作のクライミングバイク"と謳われていた586があるけど、ふたりの方向性は全然違う。
586は「しっとりなめらかビダルサスーン!」って感じ。785は「半世紀乾燥させたカラカラパキパキ高級ヒノキ板!」って感じ。
メルセデスでいうと、785はAMG-GT、586はSクラスクーペ。
白いルックは2013年の695ヘリテージ以来、自身5年ぶり。
白は、白いってだけで価値がある。なぜなら黒に比べて圧倒的に洗車が大変だからだ。
白は白く保ててこそ。白く保てないなら大人しく黒を買え。しかし白いバイクを白く美しく保てたならば、きっと誰からも羨望の眼差しを向けられるバイクになる。
バーテープは黒で、ブラケットフードが白。
真っ白いフレームの場合、
①フレームだけ真っ白で、あとは全部黒。
②フレームとサドルとバーテープが白。
③フレームとステムハンドルとサドルが白。
という3パターンが王道。
今回の785はフレームとサドルとブラケットカバーが白という、②を少し捻ったパターン。
しかもそれをさらにひねってワイヤーまで白くしたので、賛否が分かれて来るだろう。
特に昨今はワイヤーの露出を可能な限り避ける傾向にある中で、わざわざワイヤーに目立つ色を使うのは、メカニカルであることのアピール。
パドルシフト全盛のスーパーカーにおいて「俺のクルマはシフトノブマニュアルなんだぜ!」ってアピールすることに近い。
ハンドルステムは一体型のものを使いたかったのが本音。残念ながらこのサイズなら...と思えるジオメトリーのものがなかった。
2018年と同じSLスプリント。ここが決定打で、ハンドルとシートピラーもオートマティックにジップで統一。
フレームがルック、コンポがカンパで、ホイールもカンパ。
ジップはもともとホイールメーカーなので、ホイールにジップを使わないのにハンドルにジップを選んでいるのは気にくわない。
とにかくSLスプリントが使いたいのなら、ホイールはボーラやめてジップにした方がカッコいい。
...でもジップは持ってない...。
駆動系から金属色を抜いてブラックアウトさせることでフレームの白さがより強調されるかな、と。
流行のビックプーリーは無し、変速は12速ではなく11速。国内レースのニュートラルサポートに12速ホイールはまだ用意されないため。
そのほかは割とオーソドックス。パーツアッセンブルにひねりはない。
レバーのクランプを、カンパ純正のメッキ処理のものではなく、シマノのチタン製に変えてるくらい。
ということで、しばらくヨロシク!