お店の案内と雑談。
お店は10月20日に、現店舗で再開します。
いろいろ勘ぐる人もいるかもしれませんが、特に何もありません。今まで通り来ていただければ問題ないと思います。
ただ...
10月中旬に再開するフリーダムですが、12月上旬で再度締め、そこから4月までの3か月ほどお店を停止します。
こちらは移転とは関係なく、また別の理由です。
というのも、この度、中国で新たにプロチームが出来、そちらにメカニックとして帯同してきます。
こちらの方が、え?って感じに思われるかもしれませんが、こちらもまた文字通りです。
日本のプロツアーは10月7日の南魚沼ロードをもって終了しましたが、中国のシーズンは12月上旬までであり、年末から始動します。
ですから私は中旬から体をフリーにすべく、12月上旬をもって一度店を休止します。
ここで問題になるのが、冬のOHです。
通常であれば12~3月は整備の繁忙期となりますが、そこでまるまる不在となります。
ですから、この冬にOHを予定していた方は、10月中旬から11月中でご依頼ください。
私個人は3か月間まったく帰って来ないわけではなく、フリーダムの経理や日本に残す自身のバイクの手入れ、プライベートなどの面から見て、1か月のうち1週間程度は千葉に帰って来る必要があります。
日本にいる間はフリーダムも開けられるでしょうし、簡易的な整備や物販も出来ます。Info@cycle-freedom.comを通して随時コンタクトは取れるでしょう。
しかし大がかりな整備を即日で受けきれるかどうかは微妙なところですし、期待はできません。
本格的な再開は4月と見込んでいます。
3月中旬ほどには戻ってきていますが、3月下旬はシーズンイン直前であり、フリーダムレーシングやイナーメを中心とした周辺各チームの、シーズンイン直前の整備で立て込むことが予想されるので、基本的な再開は4月と思っていてください。
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中国プロチーム帯同の件は、ずっと水面下で隠していた話なのでビックリした人もいると思うけど、私自身も実現に喜んでいるし、とても楽しみ。
私は有名店で修業を積んだエリートメカニックではない。フリーダムはDIYの延長上にあるヤブ医者だと思っている。
もちろん関連する資格はいくつか持ってるし、資格があればいいわけではないのもわかっている。それでも技術の数値化は難しいから、学歴がひとつのアピールポイントなのは間違いない。
今回のことは誰でも出来る経験ではない。
特に海外でプロチームのメカニックをした人が、日本で一般ユーザー相手にメカをしてくれるショップというのもそう在るものではない。今後10年を見据えたときに、この3か月はきっと大きな財産になる。
具体的には中国の上海に行くのだが、3か月間ずっとチーム活動があるわけではなく、チームがバラバラの時は上海スペシャライズドショップに臨時スタッフとしてお世話になる。
フリーダムは現時点ですでにスペシャライズドの持ち込みが非常に多いけれど、これからも増えこそすれ減ることはないだろう。
ちなみにチーム機材はトレック。
こちらもフリーダムでは取り扱いのないメーカーになるので、自分の知識や経験が乏しいジャンルであることは嬉しい限り。
ただそれはメカニック的な経験ではなく、性能のインプレッション的な経験になると思う。
また、選手として走ってもいいという事で、実はこちらの方がメイン。
日本のJBCFプロツアーで必要な脚力はFTP換算で4.9~5.9倍で、中国のプロチームのFTPもやはり5.5倍くらいだそうだ。
私の全盛期が5.3~5.4倍なので、元に戻れば一緒に走るくらいは出来るはずだ。
しかし今は4.6倍くらいにまで落ち込んでしまっているし、脚を戻さないとイナーメでチーム内セレクションに選ばれない。
だからイナーメの監督には南魚沼で、中国プロにしごかれてきますと伝えてきた。
お客さんには、「出張行ってきます」くらいの感覚だろうか。
所詮3か月程度なので、ゴム関連のパーツといえどあまり在庫に敏感になる必要はないとは思う。それでもタイヤだけはどうにも嫌なのだ。
特に最近は太いタイヤと低い空気圧でグリップ走行するのが主流になっているから、売る側としては、在庫タイヤの入荷日や劣化状態には最大限注意したい。
個人的な話でいえば、古いタイヤをセールで売る店は好きではない。フリーダムとしては、時間が経ったら捨てるくらいの心意気で臨みたいのだ。
みんなに対しては、何十万とするロードバイクを持ちながら、タイヤの値下げ額面なんて数千円でしかないのだから、タイヤのセールには絶対に手を出さない方がいいと言っておく。
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総括して、お客さんに対する重要なお知らせとしまして、
- 冬にOHを予定されていた方は、10月20日~11月30日の間でご依頼いただけると幸いです。
- 移転セールは終了です。
- ただし、フレームとタイヤのセールだけは続けます。
- 本格的な再開となる4月までは、タイヤの在庫補充はせず受注発注とします。この場合は値下げはありません。
- 1〜3月の間の受注はinfo@cycle-freedom.comで受け付けます。
と言ったところでしょうか。
店として不便な期間が3か月ほどありますが、移転してたらやっぱり同じくらいの期間で店は開かなかったと割り切ってもらい、どうかご理解いただきたくお願いいたします。