10月11日(木)、雑談。
昨日は結局25時半に家に帰った。
何時に寝たかは覚えていないが、6時半に起きてまた整備に向かった。
昨日と今日で少し無理をしている自覚はあるが、昨日と今日だけなので大丈夫。
Sワークスのオーバーホール → コルナゴの仕上げ → 倉庫整理 → クランク持ってきてもらって組み付け → 実走 → 帰ってきて調整・仕上げ・洗車
までの流れ。
加納さんは言ってた。
店として何より良いのは、この日までに仕上げてくれって言ったときに、それに間に合わせてくれる店。無理を言っているのはこちらもわかっているけど、結局は受け入れてくれる店に集まるんだ、と。
よくわかるよ。
私自身でもそう思うし、私が客だったら同じこと言ってる。レーシングチームとかサイクリングチームとか関係ない。別に恩を売ってるわけでもない。たまたま自転車の場合はしてあげる側なだけ。
今回の案件は、火曜日に受け取って木曜日に渡す、実質水曜日しかないものだった。
夜中1時まで整備して翌朝7時からまた整備をするなんて嫌だけど、どうしてもこの日に乗りたいんだ!って言われたら、なんとかしてあげたいと思うもんね。
そのかわり仙台から来ようが名古屋から来ようが、遠いところからありがとうございますなんて私は言わない。
過去10年分のカーボンフレームを総括した時に、メジャーなBB規格は12種類、それが4メーカー分で48種類。ヘッドベアリングは約9種類。そして突発的に壊れやすいフロント変速機とリア変速機が過去5年分。
これさえ在庫にあれば、たいていの飛び込み整備は受けきれる。100%依頼通りとはいかないまでも、なんとかそれで良しとなるくらいにはなる。
周辺ユーザーからの信頼は、コルナゴのフレーム1本買ってくるより安い金額で手に入る。
あとは経験。
自転車とどれだけと時間過ごしてきたか、それがすべて。
バイク3万台組んだら、あらゆる資格なんて要らないだろう。
21時半、バイク3台納車。
こんなことしてやれるのもプー太郎のうちだぜ。