ポケモンGO・スーパーリーグパーティ紹介。
スーパーリーグにおける私のパーティのひとつを紹介します。
このたび私は2月4日から上海に出張し、中国ではポケモンGOが配信されていないことから、活動が4〜6週間停止します。
スーパーリーグは、CP制限とポケモンレベル、種族値の兼ね合いから、ハイパーリーグやマスターリーグよりも有力ポケモンのプールが狭く限られていて、その分ソリューションが出るのも速いと思われます。
ですので私が帰国するまでに一定の結論が出ている可能性も十分にありえますので、活動を休止する前にひとつ紹介しておこうと思いました。
マリルリやチルタリス、ブラッキーなど、2019.2.1時点で強キャラと呼ばれているポケモンは使用せず、また個人的な趣味であるソルロックを使いたいと思ったことから始まったパーティです。
初手はユキノオー。
スーパーリーグにおいてもっとも初手で出されやすい、マリルリ、チルタリス、フライゴンの全てを対面処理することができます。
また、メガニウムとフシギバナにも役割が持て、うちメガニウムは対面処理が可能です。
シールドを使用しないと仮定した場合、マリルリ、チルタリス、ドジョッチ、フライゴン、フシギバナ、メガニウムには全て対面処理できます。
このうち、チルタリスだけはシールド勝負になります。シールドを使用された場合、ユキノオーのふぶき1回に対し、相手ゴッドバード2回で先行されます。
技1を草にすると、マリルリやドジョッチに強く刺さる代わりにフライゴンとチルタリスには薄くなります。
この時、マリルリやドジョッチはエナジーボールが当たれば即殺になるため、技1まで草技である必要はありません。
反面、技2の1ゲージ技ふぶきがシールドされないことがほぼ無いため、技1は氷技でないとチルタリスとフライゴンを処理できません。
特にチルタリスに対してふぶきをシールドされた場合、ユキノオーはシールド2枚消費しないと勝てませんが、チルタリスがふぶきを受けてくれることはまず考えられません。
対チルタリスにおいては抜群同士の殴り合いになりますが、こなゆきを選択することで技2が先制でき、相手のシールドの使用有無を確認しながら対応が出来ます。
ユキノオーはスーパーリーグの強ポケモンに対して広く優位たてるタイプを持つ反面、種族値としてはかなり厳しいものがあり、等倍以下では対面でなかなか勝てません。そこをソルロックが対応します。
草氷タイプのユキノオーの弱点は炎飛毒虫格岩鋼の7タイプで、このうちソルロックは炎飛毒虫の4つを受けることが出来ます。
また、虫格岩鋼の3タイプはスーパーリーグでの使用率が非常に低いため、実質的にソルロックはユキノオーの弱点である炎飛毒を全て補完しています。
格闘タイプとしては唯一チャーレムが推挙されますが、マリルリや飛行タイプが強い環境下において格闘はかなり選出しづらく現実的に数も少なめで、さらに実はチャーレムはソルロックに対して後出しが効きません。
いわおとしといわなだれの性能がどちらも非常に高いため、等倍同士であれば基本的にソルロックが誰かに圧倒されることはありません。
そして補助技のソーラビームはマリルリドジョッチのためだけならず、その威力の高さから、ほぼ全てのポケモンに対してシールドを強要することが出来ます。
なので、初手ユキノオーに対応して炎飛毒を出されたあと、間髪入れずにソルロックに交代していわおとしのみで倒せば、これがひとつの勝ちパターンになります。
ユキノオーを出したあと左手で画面をタップする一方で、右手は常にソルロックの入れ替えを準備しています。
この時に注意するのがチルタリスです。
ユキノオーが唯一対面処理に苦しくなるのがチルタリスであり、スーパーリーグでもっともマンパワーが高いのがチルタリスです。
マリルリがある以上は初手で炎が出てくることはまず考えにくく、相性勝ちしやすいユキノオーにとって、初手対面でもっとも分の悪い相手としてチルタリスはとても警戒しています。
ユキノオーこなゆきからのエナボ先制→チルタリスシールド→チルタリスゴドバ→ノオーシールド→ノオーこなゆき連打→チルタリスのゴドバ2回目直前でソルロックに交代→チルタリスゴドバ回避りゅうのはどう→ソルロックいわおとし
のムーブで、ユキノオー3分の1とソルロック3分の2のHP消費でチルタリスを落とすことが出来ます。
こちらはソルロックからの後出し不可となっている代わりにソルロックのゲージが溜まっていて、相手の次鋒に対して先にシールド消費を強要できる状態になっています。
チルタリスがユキノオーの1回目のエナジーボールをシールドしなかった場合は、その時点ですぐにソルロックに交代し、りゅうのはどうをシールドします。
この場合は相手よりシールドを1枚多く犠牲にする代わりにノオーとソルロックのHPを5分の3ずつ残してチルタリスを処理出来ます。
3体目は格/草格のキノガッサ。
役割は主にブラッキーとランターン、レアコイルで、どれもかなりダメージレースで有利です。
また、対処の難しいベロリンガやゴンベなどのノーマル勢を使った防御型パーティはキノガッサ1匹で壊滅させることが出来ます。
耐久指数が低いポケモンは活躍が難しいとされがちですが、これはブラッキーやランターンがキノガッサの耐久の低さをさらに上回るレベルの攻撃力の低さであるため、上記の3種に対しては体力3分の2を残して処理が出来ます。
そして残した体力でマリルリ、ドジョッチに役割がもて、フライゴンも等倍で打ち勝ちます。
ユキノオーもソルロックもどちらも単体でみると種族値がやや物足りないため、キノガッサの補完性はかなり重要です。
キノガッサは持てる技全ての性能がトップクラスであり、もとより攻撃種族値と合わせて等倍での戦いではまず負けません。
1度でもくさむすびかばくれつパンチをシールド無しで受けてもらえれば、以後まくり返すのが困難なダメージ量になります。
なので、ユキノオーとソルロックの2匹で相手のシールドを2回使わせられていれば、これもまた勝ちパターンとなります。
キノガッサとユキノオーの弱点は似通っているため、基本的なムーブであるユキノオーからのソルロックで相手のシールドを強要していく流れを作り、キノガッサが弱点を取られない状況を目指します。
このパーティのエースは明らかにキノガッサであり、スーパーリーグに相応しくないほど高い攻撃力は、相性等倍同士の対面なもっていければ必勝パターンとなります。
相性の良い相手との対面を目指すのではなく、等倍で良しとする戦略にすることで勝率があがり、それは技の性能そのものが鍵だといえます。どんなにポケモンの種族値が優秀であっても、技に恵まれていなければ活躍が難しく、ソルロックとキノガッサは持ち技の良さが強みです。
結論として、このパーティの勝ち筋は
①ユキノオーを使って炎飛を誘い出し、ソルロックでゲージをセーブしつつソラビを撃つのを目指す。
②ユキノオーとソルロックの2体で相手のシールド2枚を消費させた状態でキノガッサを召喚する。
の2パターンになります。勝ちパターンを2種類用意出来ているのが、単純な対面構築とは違う強みだと捉えています。
この3匹の中でまったく対処出来ないのがアローラベトベトンになります。3匹しか選出出来ない以上は穴が開くのも仕方ありません。
チルタリス、マリルリ、ドジョッチ、フライゴン、ブラッキーとアローラベトベトンのどちらが選出率が高いかを天秤にかけ、アローラベトベトンと対面したら事故だと思って切り捨てています。
アロベトンがまったくどうにもならないわけでもなく、あるいは例えば6匹パーティからの3匹の選出などというルールになったときに、改めてヌオー(地/地毒)などが保管してくれるはずです。
また、初手に炎タイプが来るとほぼ負けです。
初手ユキノオーに炎タイプが対面→ソルロック交代→相手水草タイプ交代、となるだけで壊滅します。
ただし、マリルリ、ドジョッチ、フライゴンが蔓延する中で初手に炎タイプを出すことは考えにくいため、この負けパターンも無視しています。
基本的に私は詰将棋型のパーティを使い、相手のポケモンを見ながら、コレが来たらこうする、アレがきたらこうするというのをパターン化して戦ってます。
チルタリスやマリルリなど、1対1に強いポケモンを集めた対面構築が主流の中で、私のパーティは戦略を重視した画策です。
*******
基本的には1つのパーティで戦い続けて、その間メンバーも先鋒も一切変えません。徹底的にメタられて、負けたら次のパーティに移行するという方法で戦っています。
中国から帰ってきてしばらくすると、既存のフレンドだけでなく、先にブログで広く応募した新しいフレンド達とも戦うことになります。
浦島太郎状態が終わったあと、スーパーリーグの情勢がどうなっているかを楽しみにしながら中国に行ってきます。
▽スーパーリーグ:42勝5敗
▽ハイパーリーグ:92勝6敗
▽マスターリーグ:51勝13敗
(2019.2.1時点)