2月8日(水)、雑談。
今日は自転車は休み。
里帰りしてる奥さんと子供を迎えに行く。命名:詩織。
詩織は昨日で誕生1ヶ月。完璧に忘れていた。奥さんからメールが来たとき、ちょうど私はパワーメーター相手に死んでいた。
結婚記念日も忘れないように奥さんの誕生日と重ねたのだが、丸ごと忘れていた。日々の行動単位が曜日だから、どうしても日付の方は意識がいかない。たぶん来年も忘れるだろうね。
朝8時起床。
9時モソモソ、お店行ってクルマの洗車。
ベンツなんて9割見栄で乗るものだと思う。だからそれが汚いっていうのは存在意義が問われると思うんだ。
おとといの雨でまだら模様になる。そこに昨日の砂埃がつもってヒョウ柄になる。そしてボディが黒だから、完全に大阪のオバちゃん。
ヤナセは11時からだけど、今日は10時には出発しないといけないので、久しぶりに自分で洗う。使用回数≒洗車回数。
ヤナセの無料洗車は水洗いだけだけど、自分でやるときはシャンプー洗車だから、いちおう自分でやった方が綺麗にはなる。タイヤワックスは持ってないのがアレだけど。
客商売でメルセデスに乗るというのは、普通に考えてもあまり良い印象を与えないことは想像に難くない。初めてメルセデスを持ったのは25歳の時だが、そのくらいのことはわかっていたから、所有すべきかどうかはけっこう迷った。
最終的に持つことにしたのは「やったらやったら分だけ、ただしマイナスも含む」という考えから。
いまでも私の人生の中心となっている考え方なのだが、つまり私はメルセデス持っても許されるだけの努力をしたと思ったんだ。
お店始めた頃は軽自動車だった。借金も多額に抱えていたし、元日以外は一切休まず働いていた。とはいえ、家一軒分の借金があって倒産リスクがあって、しかも休まず働いてるのに、それで人並みの暮らしではあまりに苦労が報われないだろうとも思っていた。
そして会社の貸付金と店の在庫資産額が始めて逆転した時が25歳の時。小売店としてはひとつの転換点だからずいぶんと安堵したし、頑張ったご褒美があってもいいんじゃないかと思った。
そして「やったらやった分だけ」という考えのもと、オレはベンツ持っていいだけの仕事をした!っていう自負があったから持った。会社にマイナスがあればクルマなんて軽く吹き飛ぶわけだから、いい暮らしができるうちにしておこうと思った。
当時のことは今でもよく思い返すが、もし今の私が25歳の頃にタイムスリップしても、おそらく同じ決断をすると思う。
残念なのは、同じく23歳の頃に戻ったとして、もう一度ロードバイクショップをやるかと言われて、すぐにYESと言えないところだね!
店から実家までは30kmだけど、昼間に車で移動すると1時間半かかる。
自転車なら50分なのに。
里帰りは、岩佐家父母と妻家父母がみんな休んで宴会。両家にとって初孫だから応援のされ方がすごい。親カモについていくカルガモの赤ちゃん状態。この場合は爺が赤ちゃんについてくるのだけど。
結婚から出産を経て、オヤジもおふくろも一気にじいさんばあさん化した。あの怖いオヤジとスーパー教育ママだったあのおふくろが赤ちゃん言葉を使うとはねぇ...。
今は結婚や子供をメリットデメリットで考えたり、お金で換算する人が増えてるみたいだけど、自分がそういう人じゃなくて本当によかった。
結婚式をやってよかったと思えたのは父と母に燕尾服や留袖を着させてあげられたからだし、父母が孫見て楽しそうにしてるのが見れると嬉しい。それだけでわりと満足できるもの。
さて、宴会から帰ってここからが本番。
大量に運んできた子育て道具をかかえて駐車場と家をひたすら往復する。チャイルドシート入れ替えて、駐車場入れ替えて、ベッド作ってすでに22時。風呂入れて飯食って荷物整理して23時。
キャプテンと魚介類達から歓迎を受ける。新入りの詩織は一番したっぱ。
けっこう長い時間動いた気がするけど、摂取カロリーと消費カロリーと体内のエネルギー残量からいえば、ぶっちゃけ練習した日の方がはるかにしんどい。
自転車の消費エネルギーってものすごい高いんだなって思う。