6月1日(土)、雑談。
自分のバイクを整備した。
最近は785ばかり乗っていたけれども、785を組んでから半年がたち、各辺が消耗しているのが肌に感じられるようになってきた。
そして785のチェーンに寿命が来たことで、そのほかのバイクも含めて、気になるところを一斉に整備しよう、と。
①785のチェーンをKMC・X11SL-DLCからカンパ・レコードに変更。
これは単純にチェーンの寿命による交換。
チェーンの寿命は、完全に使えなくなるところから6~7割程度の時点で交換するようにしている。これはチェーンリングを守るためであり、自分の中でそう決めている。
②785でダメになったチェーンを795に移植。
795はほとんど乗らないため、展示に耐えうる状態でチェーンが貼られていれば及第点。
795自体はペダルが付いていないのと、タイヤをセメントで貼っておらず上に乗っかっているだけなので、すぐには乗れない。
こういった長い期間乗らないことが予想されるバイクに関しては、チェーンとフロントディレイラーにだけラスペネだけつけている。
次の店舗ではバイクの預かりサービスを始めようと考えているけれど、せっかくサービスとしてやるならただ預かるだけでなく、常に乗れる状態を保ちつつの保管サービスにしたいと思っています。あるいは2パターンとか。
③795-30thのタイヤ交換
選んだのは23Cのチューブラー。
ショップ店長という立場もあって、25Cもチューブレスもさんざん試してはいるものの、最終的にまた23Cを選んでしまった。
現在はTTバイクの後輪のみ25Cであり、そのほかは全て23Cに戻ってしまった。
保守的と言われようが何だろうが、速くて楽なのが正義だからだ。
④796のリアディレイラ―のB軸とA軸のグリスアップ
プーリーケージの動きが悪いと感じたため、取り付け軸も併せてグリスアップ。ここの軸を錆びさせてダメにした人もいるのではないかと思う。
リアディレイラ―ハンガーのボルトは、基本的に整備台に乗せた時に必ず増し締めをする。
私の自転車だけでなく、お客さんのバイクもすべて、何か言われても言われなくても必ず行っている。というのも私の整備の特徴として、リアディレイラ―ハンガーの固定ボルトに対してロックタイトを使用していないことが挙げられます。
このボルトはモノによってはかなり細く小さいため、チェーン落ちなどでボルトの頭を削ってしまった時に、ロックタイトを使用したがために外せなくなってしまう可能性がある。基本的には私のバイクもお客さんのバイクも、常に最高の状態が保たれているわけではないはずなので、そういった時のリスク管理の一環として。
同様にカセットスプロケットとロックリングと、カンパニョーロであればフリーボディーを固定している17mmナットも、クイックを外すたびに増し締めをする。これはもはや「ロードバイクってそういうものだから」と思考停止で決めつけて、ただのルーティンにしてしまっている。
⑤796のリアブレーキのカートリッジトーインの付け直し。
もうね、エグザリッドのブレーキシュー削れすぎ。
これで3台の洗車も含めて作業時間は40分くらい。1番時間がかかる項目は④だけど、それでも単品処理で15分。
こまめにやればやるほど1回の作業時間が短く済むので、整備はなるべくため込まないことが最大のポイントだと思う。
「ボルトがはずれない」
整備をやってて思うのは、間違いなくこれが一番無駄で時間がかかる作業内容なので、これを防ぐ手段はこまめなチェックである。